小技でセンスをアップデート!
すぐ実践できる3つのテクニック。
長いおうち時間を過ごすときにもリラックスできる心地のいい部屋には、
細部にこそちょっとした小技やこだわりが詰まっています。
雑貨の配置やグリーンの置き方、差し色となるカラーなど、今まで適当にしてた…!
というようなことに焦点を当て、手を入れるだけで部屋全体が洗練されたイメージに。
今回は、センスのいい部屋をつくるための、
誰でも手軽に試せるようなインテリアのコツをお届けします!
Tips 01
高さにメリハリをつける。
ねらった不揃い感が
空間に立体感を生み出す。
リビングのように広々とした空間は、白い壁の面積が多くなり、余白がたくさんできてしまうので、部屋全体がのっぺりと間延びした印象になってしまいがち。そんな時は、棚や壁に飾るアイテムの置き方にちょっとした工夫を加えてみましょう。すぐに実践できる方法としては、高さにメリハリをつけること。写真のように棚に並べた本や、オールのように高さのあるオブジェ、そしてキャビネットにも低いオーディオ機器や少し高さのある間接照明を置くなど、アイテムの高さが均一にならないように、高低差を意識しながら並べていくと空間にリズミカルな動きが出て、立体的な印象に変化します。高さだけでなく、アイテムのフォルムに関しても四角いモノや丸いモノなどバリエーションをもたせて置くことで、絶妙な遊び心が生まれます。お気に入りのモノや見せたいモノをただ並べていくのではなく、高さやフォルムをバラつかせて置くことで、部屋のおしゃれ度も格段にアップするんです。
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調味料のディスプレイもパッケージのデザインや色み、高さをあえて統一せずに、多様な種類を揃えると、楽しげな雰囲気に。
Tips 02
鉢をレイヤードする。
鉢を重ねることで
こなれた雰囲気を演出。
部屋の角などに大きな観葉植物をぽんと置いて、目を引くインテリアにするのも素敵ですが、キャビネットの上や窓辺など、ちょっとしたスペースに置く小さなグリーンも、その場所に華やかさや爽やかさ、心地よさを加えてくれます。小スペースにグリーンを置くときに、覚えておくと便利なのが、「鉢のレイヤード」。部屋にこなれた空気を漂わせることができるインテリアの小技です。やり方はいたって簡単。鉢の外にもうひとつの容れ物を重ねるだけ。鉢を入れる容れ物はどんなものでもOKです。大きなシルバーの鍋やバケツ、ウッド調のボックスやお気に入りのマグカップなど、自由な発想で部屋の雰囲気に合うものを選んでください。コツは、鉢よりも低いものや透け感のあるものをセレクトすること。中の鉢の色を見せて、レイヤード感を感じられるようにしましょう。とても簡単にできるのに、凝ったインテリアに見せてくれるのも嬉しいポイントです。
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ウッドボックスにグリーンを入れてもおしゃれ。高い場所に置くときには、葉っぱが長く垂れ下がるタイプの植物がおすすめ。
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Tips 03
アクセントとなる色を統一する。
部屋の配色は
さし色を揃えることが決め手。
インテリアは、同じ家具や小物を置いても、配色次第で部屋の印象はまったく違うものに見えます。統一感はあるけれども、単調にならない、そんな部屋づくりを考えるなら、「3色」を上手に使うことがポイント。まずは、ベースの2色を選び、中心となる家具などの大きなものを選んだら、最後にアクセントとなるカラーを「さし色」として雑貨などに使います。差し色は、大きな家具などを買い換える必要がなく、小物で気軽にチェンジできるのも便利な点。季節やそのときの気分にあった色を選んで、部屋のイメージチェンジをしたりと、日々のインテリアを楽しむにも最適なのです。広めのリビングには、ブランケットやクッションといった「面」が大きいものを選ぶとより効果的。コンパクトな空間ならブルーやシルバーのようなクールなイメージの色を差し色にすると、部屋全体のコーディネートにスッキリ感を添えることができます。
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ブランケットやオブジェには、明るいオレンジを差し色としてセレクト。同じ色でも素材や柄を変えることで、さりげなさが生まれます。
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Photo_Shinji Serizawa
Styling_Shinya Endo
Text_Noriko Oba