STYLING BY
ITSUKA WATANABE
雑誌を中心にさまざまなフィールドで活躍するスタイリストの渡辺いつかさんにお願いして、ニコアンドがこの秋にイチオシするアイテムを主役にした着回し教室を開講。今回の鍵となるのは「ニットカーディガン」「ノーカラーシャツ」「カーゴパンツ」「フレアスカート」の4つ。トレンド感を巧みに取り入れつつも地に足がついたスタイルの数々はワードローブの参考になること請け合い!ぜひ試してみてください!!
STYLIST PROFILE
ITSUKA WATANABE
スタイリスト。岐阜生まれ。2010年にオーストラリア・メルボルン大学を卒業後、ファッションPR、スタイリストアシスタントを経て独立。ファッション誌を中心に広告やタレントのスタイリングなど幅広い分野で活動中。
Key item
style A boy's
style
トムボーイスタイルは、
シルエットと色味でメリハリを
カーディガン+チェックシャツに、デニムパンツを合わせて王道のトムボーイスタイルにまとめました。山吹色のカーディガンには、ネイビー×オレンジのシャツをイン。色のトーンをグラデーションにすることで、奥行きのある着こなしが完成します。ボトムスが緩めなので、トップスはジャストなサイジングで。メンズライクになりすぎないよう、シルエットでバランスを取るのが重要です。
style BGIRLY
style
カーディガンの色味を際立たせた
大人のガーリースタイル。
秋色のカーディガンを主役にした大人ガーリーなコーディネートです。ほかのアイテムはホワイトやアイボリーの淡い色味でまとめていますが、それぞれ素材感の違うものを組み合わせることで、抑揚をつけました。小物はあえてスポーティなキルティングのバッグや、グリッターのシューズなどを合わせ、ロマンティックな着こなしのアクセントに。
style A OTONA
CASUAL
爽やかなスタイルには、
あえてミリタリーアイテムを投入
つい強いイメージになってしまうカーゴパンツ。ロング丈のものや、爽やかな色味と合わせ、バランスを取ることでマイルドな印象に仕上がります。羽織っているシャツは、袖の部分が取り外し可能なロングワンピース。ベスト風にし、ワンランク上の着こなしにしました。ウエストの部分までボタンを開け、ミリタリー要素を少し加えるのがポイントです。
カーゴパンツの存在感をさらに引き立てる甘辛なコーディネートにしました。ボトムにインしたボーダーTシャツには、チュールトップスを重ねてトレンド感をプラス。気になる腰回りを隠してくれるのも◎。フライトキャップや、サイドゴアブーツなど一癖ある小物を合わせていますが、明るめの色を選ぶことで、全体がクールになりすぎないようにまとめました。
style A MODERN
MILITARY
ロング丈×柄アイテムで、
人と差のつくスタイルに
ロング×ロングと柄on柄で、上級者な着こなしに挑戦。カモフラージュとチェックの組み合わせは、それぞれの色のトーンを合わせると、ゴチャゴチャせずにまとまります。スカートもただの黒ではなく、ほどよくエイジング加工されているので、トップスと色味がリンクし、統一感のあるスタイリングに。ルーズになりすぎないようベルトでウエストマークをして、メリハリをつけました。
シンプルなスタイルこそ、着こなし方で人と差をつけられます。ざっくりとした透け感のあるトップスには、同色系のボーターTをイン。柄を透けて見せることで、こなれ感を出しました。サラッとしたスタイリングながらも、小物で変化球を加え、ポコポコとした素材感がユニークなバケットハットや、ボリューミーなシューズを合わせて、ネオ・スポーティなムードに仕上げています。
style A ACTIVE
HOLIDAY
オフなスウェットセットアップも、
シャツでオンな着こなしに
ボトムスとトップスをスウェット素材で合わせ、セットアップ風のスタイルに。部屋着っぽくならないように、シャツをインすることできちんと感をプラスしました。全体的にゆるいシルエットなので、腰にロンTを巻いてウエスト周りはすっきりと。バックやポーチは、ビビットなカラーをチョイスして遊び心を加えたのがポイントです。
style BBUSINESS
CASUAL
オフィスカジュアルは
素材感と小物でセンスを出す
オフィスシーンでも活躍しそうな、グレーのタック入りパンツとシャツの組み合わせ。ボリュームのあるワッフルカーディガンや、ウール素材のベレー帽を合わせて、秋冬のムードをプラスしました。シャツはあえてアウトして着ることで、ラフでこなれた印象に。足もとはカチッとしたローファーで引き締め、ハンサムなコーディネートに仕上げました。