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連載
ただいま楽しいコンテンツを企画中・・・お楽しみに☆
ニコアンド プレス
SUZUKI
ニコアンドで活躍する個性豊かなスタッフたちが発信するダイアリー企画。日常での発見から、旬な情報、趣味や仕事のお話まで。人気スタッフたちの今の気分をダイレクトにお届けします!
わたしが書きました!
sakana
ニコアンド 海外VMDディレクター
ニコアンド歴は17年。ブランド立ち上げから携わっています。今はニコアンドのアジアの店舗を中心にお店の売り場を作りに行ったり、教えたり。アジア各国の旬なスポットなども絡めながら気楽にのんびりお伝えしていきます。
こんにちは。魚住です。
実はニコアンドは、上海にもお店があるのです。
現在中国全土で11店舗になります。(2024.5月現在)
東は上海エリアに8店舗、西は山椒が効いた美味しい火鍋で有名な成都エリアに3店舗。
本格派の刺激的な火鍋なので飛行機に乗る前日の食事としては要注意です。
ちなみに上海から成都までは飛行機で3時間半ほど。中国は広いです。
東京から成都までだと5時間半ほど。
火鍋を食べた翌日フライトは忍耐力が鍛えられます。
今回は、そんな中国にあるニコアンド上海旗艦店の話をツラツラと。
日本のニコアンドの商品はもちろん、中国のみのローカル企画商品なども展開し、
さまざまなニュースを旗艦店から発信しています。
中国のニコアンド旗艦店は、上海の中心地にある淮海中路(ファイハイジョンルー)というショッピングストリートの交差点脇に、1階から3階まで3層で600坪ほどの大きなお店です。2019年の12月にオープンし、今年で5年目になります。
今回のローカル企画は、先月4月からスタートした「NEW&RETRO」。アニメやゲーム、日本のレトロ雑貨などを今の気分に置き換えて様々な商品を展開しています。海外の方が東京に来られると渋谷、新宿、中目黒あたりはマストで回られますが、秋葉原はやはり王道で日本のカルチャーが詰まっている独自の日本の感覚。これを上海のお店でも発信できればということで今回のテーマになっています。
初音ミクは中国でも大人気。初日から行列ができ、コスプレのお客様やお目当てのグッズを探す人で賑わっています。ドラえもんは日本でも大人気でしたが中国でも人気です。日本のレトロな細かい雑貨もどれを買おうか迷いながら長い時間滞在されるお客様も多く、週末は大賑わいでした。中国語の当て字ですがニコアンドは「你可安」って書きます。この文字が入ったお守りも今回販売しています。色も選べて塩ビケース入りで、ならではアイテムです。
※既に完売している商品も多数ありますのでご注意ください。
1階には他にもウィメンズやniko and ... COFFEEもあり、2階に上がるとビリー君がお出迎え。なじみのニコアンドの雑貨がたくさん陳列されています。他にも家具やメンズコーナーもこのフロアーにあります。
3階に上がるとアウトドアのCITYCREEKコーナーやニコアンドのレストラン「WHOLE 775(チーチーウー)」があります。ピザやステーキ、パスタなどお酒の種類も豊富です。
こんな感じでニコアンドの中国旗艦店「ニコアンド上海」は、1階から3階までコンテンツ盛りだくさんで今もたくさんのお客様がご来店されています。グランドオープン準備中はどうなる事かとハラハラしてましたが、本当にありがたいことです。
上海に行かれた際は是非お立ち寄りください。
そんな上海旗艦店の歴史を少し遡って、オープン準備からのお話をダイジェストでモリモリと。
写真は、2019年12月22日のオープンに向け工事のおじさんたちが「ワーワー」言いながらニコアンドのお店を作ってくれていた時の写真です。この年から4年間ほどVMDとして駐在していた僕は、日本の施工工事との違いに日々驚かされていました。
この工事は本当に終わるのだろうか。。
結論から言うと終わるのです。この国は「ヤレ」と言えば何としてでも完成させるので、どんな手を使ってでも完成させてきます。
当時そのミラクルシステムを信じていなかった僕は焦っていましたが、おじさんたちはやはり最後はしっかりを追いつけてきました。
日本の工事経過と違ってなかなかワンパクな工事の進み具合ではあるのですが、そんなことはいちいち気にしない。気にしていたら工事が進まない。しかしながら、「これはヤバい!」という時にはしっかりと叱咤激励し、こちらの意思表示をします。
ニコアンドにはお店の雰囲気づくりとして大切にしている事のひとつにアンティークがあります。
テーブルやシェルフ、小物などお店の世界観づくりの為に味のある雰囲気の良いものをチョイスして店舗内装に加えます。
これが中国ではなかなか手配が難しいという事で、1年程前からこの店の為にフランスやベルギー、スペインなどを転々とし買い付けてきていたアンティークテーブルなどがあったのですが、おじさんたちは廃棄するゴミだと間違えて捨てかけたことを覚えています。
その時は、しっかりとダッシュして大声で「おーいいっ!コラコラコラコラ!〇△□&+!!!」と𠮟咤激励致しました。
そんなおじさん達との青春ドラマを経て、無事にお店はオープンすることになるのでした。
ちなみにですが、工事中おじさんたちが使っていた足場用の踏み台什器がカッコよく見えて
商品陳列用に1台購入しました。オープンの時は、この什器(商品陳列具)にはカラフルなニコアンドのロゴパーカーを陳列し、すぐに完売したのを覚えてます。
日本でも”ニコアンド東京”が定期的に面白い企画を仕掛け、1Fの入口の顔を変えお客様に様々なニュースを発信しているのと同様に”ニコアンド上海”も色々な企画に伴いお店のVMDを変え、ライフスタイルブランドとしてニュースを発信してきたので少しだけご紹介。
FABULOUS JAPAN企画は、日本のいいもの、面白いものを集めた企画。沢山のお客様のご来店もあり、人気コンテンツでした。
当時僕たちがニコアンドを出店した頃の上海にはニコアンドで売っているような面白い雑貨はほとんどなく、またファッションと雑貨、飲食が複合された大きなショップもなかったです。
桜の木を探すのに一苦労。いくつかの花屋を駆け回り、最後に駆け込んだ素敵な心優しい花屋のお姉さんが手配してくれました。
アウトドアも上海では日本ほどまだ流行っておらず一部のゆとりある人しかやってなかったのですが、アウトドアの企画用にお店作りとしてインパクトを付ける為に車を店内に入れようと考え、工場で事前シュミレーション。
実は、お店に入れる為、車の後方50cmほど切ってもらい、商品が陳列できるように木板で車内を改造しお店に運び込んできました。
ニコアンドのインブランドNUMERALSでウェルネス企画。知名度を上げていくため上海のランニングチームDark runnersとの取り組みで毎年秋にコラボTを着て200人くらいで走ります。毎年新しいコラボTshirtを作っています。
ちなみにこの企画に向けた売り場は、黒をベースカラーとしてお店の中央に単管パイプで大きなやぐらを組みました。
おじさんたちと共に励まし合いながら内装什器を作りました。
店舗の企画が変わるたびにお店の見え方をガラリと変えて、お客様が飽きないようにそして、SNS投稿がしやすいように店内を装飾しニュースを発信し続けています。
クリスマスはニコアンドではビッグコンテンツ。中国でもニコアンドのクリスマス雑貨がウケるかどうかドキドキしながらVMD。
キラキラしたもの、小さな可愛いもの、大きな装飾は世界共通でワクワクしてくれます。
補足ですが、ニコアンドでは「ワクワク」という言葉は大切にしていますが、お店作りをする時に「ワクワク感」の話をした時に通訳の子がスタッフへの伝え方を迷っていました。「魚住さん『ワクワク』に置き換える言葉が中国に無いかもです」と言われたのが印象的でした。
とある日、クリスマスのVMD装飾資材を探しに卸問屋をいくつか回った時、ひとつのお店が入口のドアを開けた瞬間から素敵に飾られたクリスマスディスプレイ。一緒に居てた現地のスタッフも「わぁぁあー」と目をキラキラさせていました。僕は通訳の子に、「これこれ。この感じのことを中国語でなんていうの?」って聞くと、『心動(ジンドン)』です。心が動く。なるほどと。
それ以来、お店でも売場の指示を伝える時に、”心動”という言葉を使っていましたが、すぐに中国のスタッフのほうが”ワクワク”という言葉で通じるようになりました。
ニコアンドでコラボしていたジュラシックパークのディスプレイ。圧倒的な印象を付けるためにユニバーサルから恐竜も借りてお店に展示しました。今までやったことの無かったお店の外にもまるでユニバーサルスタジオのようにゲートを付けるという迫力あるギミックも。このアイデアを考えてくれたのは現地スタッフでした。やはり、大陸育ちだけにスケールが違います。少し迷いましたが、賛同してこのようなお店が出来上がりました。
工事の当日は、おじさんたちが分解された重いゲートを「イーアーサン(1・2・3)!!」「イーアーサン!!」と言いながら持ち上げては方々「ワーワーワーワー」喧嘩して、なんとか完成するという流れ。ゲートがあまりにも重かったので、Google翻訳サイトで「安全面は大丈夫か!?落下しないか!?If 落下したら、私たちの会社は倒産だ!」って何度も安全面強化をしてもらったのを覚えています。この企画が終了して、解体作業が終わるまでドキドキしながら毎日を過ごしていました。結果的には、かなり頑丈な取り付け方で、尚且つ、こちらのお店の内装もさほど傷めない。さすが、中国。やるときの本気パワーが凄いです。ティラノザウルスでであろう巨大な恐竜も頭だけだったけど上手く植物で隠し、ニョキっとジャングルから顔が出ているように計画通り演出してくれました。
おじさんたちのお陰で、日の当たる昼間は若いお洒落なインフルエンサーたちが私が誰よりもかわいいんだからの表情をして、写真をパシャパシャ。SNS投稿でたくさん拡散してくれました。
中国では、年に何回か日本のゴールデンウィーク並みの大型連休があります。そのうちのひとつに「春節」というものがあり、毎年1月後半から2月中旬くらいのどこかで連休があります。「どこか」と書いている理由は年末近くにならないと政府からの正確な日付がでないからです。モノづくり計画をしている人泣かせで毎年困るわけですが、この時期は街全体いや中国全体が徐々に真っ赤に変わっていきます。ニコアンドもお店の装飾を中国の伝統的な文化をデザインに落とし込むアーティストさんと一緒にお店のエントランスを春節モードにチェンジしました。見えない努力ですが、照明スポットも赤いガラスに差し替えて、赤色の光が壁面に差し込むように。こういう見えない努力の積み重ねでお店の表情、雰囲気を変えていました。
と、今回も長々と書いてきましたが、中国のニコアンドは「ニコアンド上海旗艦店」を中心に日本ブランドとして、5年目の今日も現地のお客様に衣食住、、ニコアンドの「uni9ue sense」を発信し続けています。
上海に行かれることがありましたら、是非お店を覗いてみてください。
次回は、タイバンコクについてツラツラと。
タイにもニコアンドがあるのですが、まずはタイの美味しかったものやら、面白かったものなどを書こうと思います。
ではでは、今回もこの最終行まで見て頂いた方、本当にありがとうございます。
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